昨日、普通に登校してたら、学校のすぐ近くの家の婆さんが

「ちょっと!!」

といった。

周りにも誰もいないので自分に言われたのだと分かると、

「あ、え、はい・・・」

とめんどくさそうな顔で近づくと、
なんか知らんが庭に入っていき
庭に入っていたらしいボールを渡された。

「ほらうちにあった!!!!」

とキレ気味にいわれたので

「あ、どうもすいません」

と謝る羽目になった。
というか何故自分が謝る必要があるのだろうか?

持っている荷物から伺える様に、自分はただのしがない
剣道部員である。
庭に竹刀が転がっていた、というならまだしも
野球部のボールが落ちていたとしても自分が謝ることになるのは
どうしても納得がいかない。

そこまで思考がいったところで今度はその婆さんが、
鉢みたいのに山盛りになっている砂を指差し、

「ほら風で学校の砂が!!松葉とかならまだいいけどね?
何年も困っとうとよ。」

と長年の悩みを打ち明けられた。

そんなこといわれても自分はしがない美化委員兼班長の
一年生である。生徒会長ならまだしも、そんな重要な
学校の問題を背負えるほど学校に通っていない。

その後婆さんは、「〜以外の立ち入りを禁ず」の文字を横切り、
学校にズカズカ入り込み、豪快に鉢の砂を
走っている人がいるそばででバサァ!!とやった。

走っていた人怪訝な顔で婆さんを見たが、そのまま走っていった。
そんな婆さんを見つめながら、

今の、名も知らぬ婆さん事件を伝えに、
ラインは部室へと歩みだしたのであった。

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